屋外広告(看板・のぼり・ネオンサイン他):種類と説明

屋外広告、と一口に言っても実に様々な種類と用途、効果があります。
店舗そのもののイメージを形成するものから、お客様の意識を注目させるもの、集客誘導を促すもの、商圏内外での認知度アップ、特定商品やイベント等のキャンペーン向け、更には業種イメージにマッチしたサイン迄、屋外広告の役割は多岐に亘り、その選択と作成、設置箇所、利用法等考慮すべき点が多い、と言えます。
インターネット広告と比較すると費用対効果には劣るものの、実社会でのイメージがもたらす印象度は高く、必須アイテムと言うべき代物です。
屋外広告ご利用際の参考価格として「屋外広告:価格の目安」をご覧下さい。

幟(のぼり)

サインの原点と言え、室町時代後期に自軍と敵軍との判別を容易にさせる目的で発案されました。
現代においては、逆L字型の竿に乳付旗を結わえて用い、他店との識別と言うよりは店舗の活気付けや注意を惹き付ける目的で利用されます。比較的場所を選ばず、容易に活用する事が出来ます。
低予算で店舗位置を目立たせる目的、また、ちょっとしたキャンペーンや景気付け等にのぼりは効果的な看板媒体の一種と言えます。

店頭サイン/ファサードサイン

広くはあらゆる店頭看板、提灯、マスコット人形に至る迄、店頭に配置されるサイン全般を言いますが、ここでは店舗入口上部付近に取り付ける看板を指します。
内照式看板をパラペットサイン、テント看板のような立体形成で電飾看板の機能を持たせた看板をアドルーフサインと呼びます。 ここでの看板の大きさやデザイン性は、注目度や関心度を左右し、集客の基礎となります。特に新規顧客へのアピール度は大きく、店舗内へと足を踏み入れる起因となります。
店頭サインは、お店を立派に見せる効果があり、お店の顔、となる店舗集客にとって必要不可欠な看板です。

袖看板/突き出し看板

建物の壁面を利用して突き出す形で設置される看板を袖看板、または、突き出し看板、と呼びます。
建物そのものの壁面を利用する事から看板を掲げる為の支柱が不要なので比較的ローコストで導入でき、歩行者客や車客から視認性の良い位置に掲揚する事が出来ます。
視認性の高さから比較的店舗から離れた箇所での注意惹き付けに有効です。

A型看板/合掌型看板

蝶番で2枚の立て看板を折りたたみ式にしたものです。側面から見ると「A」の文字に見える事から「A型看板」と呼ばれています。
移動が容易で、収納も簡単、且つ、両面共にPRに使えます。比較的広い面積のPRスペースを確保でき、効果的な設置箇所を自由に選択する事が出来ます。

ガラスシート/ウィンドウサイン/ガラスマーキング

店舗の入口扉や窓、硝子壁等のガラス面を利用したガラスシート、または、ウィンドウサイン、と呼びます。
ガラスに直接、貼り付けるタイプのサインなので比較的コストが安く、また、壁面を利用する事から広い面にPRが可能です。
デザインやガラス越しに室内ディスプレイを用いた見せ方等を凝る事ができ、清潔感やスタイリッシュな演出にも活用出来ます。

スタンド看板

主に歩行者客や自転車客が中心となる立地条件下でお店や会社の前に置いて使われる最もポピュラーな立て看板です。立て掛けタイプ(捨て看板)や土台付き、キャスター付きの置き看板等、多岐に亘ります。
簡単にPRスペースを作れる点でA型看板と似ていますが、A型看板よりも設置面積が小さくても済みます。
土台付きであれば両面でのPRが可能、片面のみをPRに用いる場合には、設置箇所が狭くても充分なPR効果をもたらします。

垂れ幕/懸垂幕

季節毎に宣伝内容を変更したい場合や定期的にサービスPRを変更したい場合他、イベント、セール、フェア等のキャンペーン告知に効果的です。
時間経過に伴う景観調和のもたらす集客効果の低下を未然に防ぐ為、比較的ローコストで印象に変化を与え、PR効果の改善が可能となります。

ポール看板

袖看板と同様ですが、建物の壁面を利用するのではなく、看板を掲げる為の支柱を建てるタイプです。
視認性の高さから遠方でも目を惹く看板です。主にロードサインの立地条件下で車客の集客に使用されます。

壁面看板/壁面電飾看板

建物の壁面にシートやボードを貼り付けた看板を総称して壁面看板と呼び、最もスタンダードな看板媒体と言えます。
大型インクジェット出力が一般的となった為、従来の筆書きやシート貼りよりも安価で美しい仕上がりになってきた看板の代表例と言えます。

チャンネル文字/箱文字/ピット文字/立体文字

文字を立体的に加工した文字看板です。屋外で使う場合は、ステンレスや真鍮・銅等、錆びない素材で加工されます。
平面的な看板よりも建物との一体感から高級感を演出出来ますので、ホテルや結婚式場、葬祭場、企業、官庁等、公的なイメージを印象付ける施設に多用されます。

屋上広告塔

主にビルの屋上に設置される大型看板です。建物の屋上部分よりも上部に設置する看板の総称を屋上広告塔、或いは、屋上看板と呼びます。
屋上看板は自社の位置や存在を大々的にPRする事ができ、ブランディング構築の一躍を担います。
幹線道路や高速道路、鉄道等の車客への認知に有効的で、経過に伴う波及効果が期待出来ます。

テント看板

建物の窓や店舗正面玄関の部から迫り出すように突き出し、雨よけや日よけ、奥行き感を出す効果もあります。
テント自体を内照式にしておけば夜間においても効果を発揮します。 テント看板には平面の看板とは異なる立体感を持たせ、存在感を演出する効果があります。

フラッグ広告

建物にポールを取り付け、フラッグ(旗)を括り付け、通行客の視線に対し、自然な視認性を与えます。
視認性とイメージの双方に訴求性を持つサインとして使用されます。

建植看板/自立看板

店舗や社屋の敷地内に設置されたスタンダードなサインです。
A型看板やスタンド看板のように垂直式の看板ですが、より大型で非可動式の設置型看板となります。
歩行者客、自転車客、車客の全てに対してアピール出来る万能な看板媒体です。

野立て看板

自店敷地以外の土地に看板を立て、宣伝や誘導の告知に用いる建植看板を野立て看板、若しくは単に野立てと呼びます。
幹線道路沿いや交差点、或いは、電車の車窓から視認出来る店舗スペースから独立した置き看板です。
自店の商圏の限界域に3〜5年の中長期的な経過を伴い認知促進を狙う、または、不特定多数の第三者に対してブランディング効果をもたらす場合等に有効的な認知効果をもたらします。

交通広告

鉄道駅構内や車内、バス停のベンチや車内、空港のターミナル内、モノレール駅構内や車内等に設けられた広告スペースを交通広告と呼びます。
人の集まる場所への広告露出効果で反響と認知度向上が狙えます。また、客層を選ぶ事もでき、特定商品やサービスの告知にも最適です。

カーマーキング/ラッピング広告

普段、使用している車両にマーキングを施し、可動式看板として商圏内でのPR効果を狙います。 自社車両は商圏内を隈無く移動しますから認知効果にロスはなく、PRスペース用の場所代も不要です。
電車やバス、モノレール、飛行機等、自社車両ではない公共交通機関へのマーキングをラッピング広告と呼びます。
こちらには利用料がかかる為、コストは高くなりますが、短期間の認知力向上には効果的と言えます。

LED看板/ネオン看板

光る看板の総称です。空間や建物そのものをライトアップする事も出来ますし、他種看板と複合的に利用する事も出来ます。 光る看板と言えばネオン管を用いたネオンサインですが、そのネオン管よりも寿命が長く、消費電気量が少なく、輝度が非常に高い上、光の色調整が容易なのがLED(Light Emitting Diode)を用いたLED看板です。

:弊社では、捨て看板は条例やモラルの関係上、非推奨な屋外広告、とさせて頂いております。

屋外広告の効果測定指標として「DEC(Daily Effective Circulation:1日当たりの有効通行量)」と言うものがあります。
ブランディング効果を意識した場合、或いは、自店舗敷地外の市街地や幹線道路への屋外広告を利用する場合には、指標の1つとして考慮してみても良いでしょう。
実際に屋外広告を利用する場合の価格帯は、屋外広告:価格の目安をご覧下さい。

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