メディア戦略とは、メディア(媒体)、特にコミュニケーション・メディアを解明し、どのようなメディアが如何なる効果を齎し、その効果の適正化によりPRや告知、周知、集客、成約、営業支援、ブランディング向上等に繋げる為の概念と手法です。
弊社はシステム開発やWeb構築、ホームページ制作等を主事業としておりますから、ここでメディアと申しますとインターネット媒体、Web媒体のみ取り扱っていると勘違いされがちですが、メディアの概念は大変広義に亘り、各種メディアには意味と強さ、効果がそれぞれ異なり、これらを貴社業種に最適化し、取捨選択、乃至は複合的に活用する事の重要性をお伝え致します。
一般に良く知られているメディアと言えば、マス・メディアとウェブ・メディア(インターネット・メディア)ですが、実はより身近に存在するリアル・メディアと言うものが御座います。
リアル・メディアとは、事務所や店舗を中心とした商圏とその活動地域に存在するコミュニケーション領域を指し、地域ネットワークや協力団体、更には看板や屋上広告塔、ラッピング広告、ネオンサイン、DM、ちらし、ポスター他不動産そのものやリアルな口コミを含む、様々な宣伝手法がこれに含まれます。
従来、メディアの区分として取り上げられていないのは、大手代理店の喧伝が乏しく、また、プロダクト(成果物)製作そのものとその価格帯にしか注目されていなかった事が上げられます。
バズワードとなっておりますスリーメディア(トリプル・マーケティング)とは、ウェブ・メディアにおけるオウンドメディア(Owned Media:自社メディア)、アーンドメディア(Earned Media:ソーシャルメディア)、ペイドメディア(Paid Media:他社メディア)を連動、複合的に活用する事で効果を上げる概念ですが、これはメディア戦略から考えた場合、戦術レベルのマーケティングでしかありません。
メディアとはより広く、そして生活に根ざした環境媒体であり、ビジネスを行う上ではより広義な視点からプランニングし、手狭な思考にならない事が肝要なのです。
※:電波メディアとはテレビやラジオ等を指し、通信メディアとは電話はスマートパッド、スカイプ等を指します。
上図は、リアル・メディアとマス・メディア、ウェブ・メディアを等分に配置いた時、各種メディアが関与し得る適用範囲を示した図です。
上図では省略しておりますが、各種メディア同士が重なり合う箇所には、更に細分化された各種メディアが存在しています。
例えば、アーンドメディアと通信メディアの共通箇所には、FacebookやYahoo!等SNSを介した映像チャットやナッレジコミュニティ他が、ウェブメディアと通信メディアではライブストリーミングや掲示板、地域コミュニティと紙メディアであれば地域会報が、また、重なり合わない箇所には人から人への伝達(口コミ)とコネクションとが存在して結び付いております。
各種メディアは、業種や地域、事業規模、目的とによって、それぞれ適したものが存在し、複合的、且つ、連動させる事でよりその効果を向上させる事が可能です。
ウェブ・メディアの台頭によりユーザーやコンシューマーの密度は過疎化しておりますから、単一メディア活用で望ましい効果を得るのは困難です。
メディアを理解し、メディアの概念そのものを広げ、そのメディアをコントロールする事がビジネス・チャンスを招き、事業の安定化と売上向上へと結び付きます。
従来、メディア、特にマス・メディアに転がされ、メディアに支配されてしまう傾向がありましたが、メディアを拡大解釈し、その活用法とその効能に基づく的確な事業展開を実施する事で、継続的でより強いビジネスモデルを構築する事が出来ます。
個々の既存広告やPRツール等を利用し、その効果が今一つ伸び悩んでいる皆様は是非、弊社にご連絡下さい。
単一メディアとしては効果の乏しいツールやプロダクトであっても、業種や事業に基づき、別途メディアとの連動性・関連性から効果を最大化するご提案をさせて頂きます。
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